今年もよろしくお願いします ― 2012/01/17 21:21
とにもかくにも新しい年になりました。遅まきながら(ほんとに遅い。超遅い)
昨年は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
年末にアップするつもりだったお話を。
「川上御前」の伝説、
「川の上流からやってきたという女性が、村人に紙の漉き方を教えた」という。
そこに現れた「希少な技を持つ【女性】」。
作物を育てるのに向かない土地ならば、他のことをやればよい。
ここには美しい水がふんだんにあり、原料の取れる山もある。
農業で生きるしか無いと思い込んでいた村人たちにとって
それは大胆な発想の転換であったろう。
はっきりしたことは知る由もないが
「川上から来た」=余所者、しかも村人たちよりはるかに裕福だとうかがえる、
明らかに作業用ではない衣服を着た女性が
(伝承に、衣を木の枝に掛けて紙漉きを教えた、という描写がある)
他にない特殊技能を自分たちに教えてくれた
そのおかげで村の生活は激変、全国に名だたる紙の生産地に。
・・・・・当時の人からしたらカルチャーショック、どころか
ほとんど魔法か奇跡か?
という認識だったろう。
「うららの神さま」にご挨拶をするために上っていく。
どんなに寒くても、誰かが必ず上る。雨でぬかるんでも、雪が積もっても誰かが必ず道を作る。
日本が、日本人がこれから何処へ向かうのか
今はわかりませんが
1月ももう半ば。時の過ぎ去る速さに負けないよう、頑張って走り続けようと思います。
とりあえず更新をもっと頻繁にしようそうしよう。一日一記事。
いや3日に一記事かな・・・(すでにヘタレている)
ビフォーアフター ― 2012/01/23 15:34
都内某所、家族四人で暮らす家は築浅の優良物件。
建物自体はまだまだどこも傷んでおりません。
きれい好きでセンスの良い奥様がしつらえるお部屋は、
いつもきれいに整頓され、居心地のいい空間を作り出しています。
ところが、育ち盛りの男の子二人という家族要素はなかなかに侮りがたく。
ああ、なんということでしょう。
毎日家族が集うリビングの襖が。
【Before】
ひとりの匠が立ち上がった――。
♪ちゃららららちゃーん♪ちゃーちゃちゃー♪ちゃらららー♪
”空間の魔術師”といわれる襖の特性を最大限に活かす素材として、
匠が選んだのは
1300年の歴史を持つ越前和紙。
一般家庭によく使われている段ふすまの破れ、
子供たちの健やかな成長の証とはいえ
このままでは何とも忍びがたい。
しかし本襖にするにはまだリスクが大きい(また破られるキケンが・・・)。
用意するものはハサミ・カッター・木工用ボンド(速乾じゃないもの)。
「とりあえず、貼っちゃいましょうか♡」
すると・・・・
まああああ
なんということでしょう。
【After】
和紙の力とはなんと素晴らしいものでしょうか、とても信じられません。
襖紙の傷みが気になるけれど、襖ごと替えるのは・・・・
かといって全部を張り替えるのも面倒だし・・・・・
というみなさま
一番傷みやすく汚れやすい下部のみ貼るという
このようなやり方もアリでございます。
試しにトライしてみては?
お気軽にお問い合わせください♪サンプル送ります♪
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