ようやく再開 ― 2015/06/25 22:04
2015年4月25日(土)ー27日(日)@ふくい南青山291
今年で四回目の参加となりました「福時」、今回の目玉といえばこれ、襖付きの茶室!
「まだ続いてたんやー!すごいなー!」
ってなぜもっとそれを早く言わないのかわし太夫…挙句にちゃっかり働かせちゃって、ええもう本当にもったいないご縁で。
その後、東大五月祭で行われた実演を見ましたが、予想をはるかに上回る(すみません笑)立ち見も出るほどの大勢のお客様の前で、それはそれは堂々たる職人っぷり、感動いたしました。しかもそこに置いてあった見本帳、どこかで見たなと思ったらうちの和紙が入ってるやつ!
ご自宅にお邪魔しての作業となる襖張り、時間帯も女子供しかいない日中が多いと思われますが、日本最高学府にて60年以上続く老舗クラブという圧倒的な信用度・リーズナブルな価格さらに技術面も折り紙つき(入部するには、三ヶ月みっちり研修を受け最終的に襖張りテストに合格しなければならない)、元々は苦学生のために作ったそうですが、今となっては日本の伝統工芸を支える一端にもなり得るのではないでしょうか。襖クラブの皆さま、ますますのご活躍を期待しております♡今後ともよろしくお願いいたします!
さて次は、こちらもひょんなご縁(先の記事に掲載♪)で伺いました。
二代目半泥子の焼物 喜寿展
2015年5月11日~16日@小津ギャラリー
川喜田半泥子の名前だけはかろうじて存じ上げていたものの、お孫さんであるご本人とはまったくの初対面、どう話しかけたらいいのかドキドキしながら展示していたものをつらつら眺めていたら、カラフルな浮世絵風版画の説明書きに「越前奉書」の文字が!
最高級の和紙と印刷を頼んだ版画はすべて、当時の従業員全員に惜しげもなく配られたそうです。それにしても百年近く前の版画がこれほどまでに色鮮やかに、極めて良い保存状態でそのお孫さんの手に入ったこと自体が奇跡。並々ならぬ繋がりを感じます。
実を言うと私にも、この焼物展に至るまでいろいろと出来過ぎ?!の話が…。
4月にやっていた半泥子さんの特集番組をたまたま見た
→GW、谷川温泉に家族旅行。帰りにたまたま立ち寄った「天一美術館」にて
「初公開 半泥子からの書簡 作品とともに」
という企画展が開催されていた。
和紙工場の娘といえども、特に専門的な知識や経験があるわけでもなく、ましてパッと見ただけで使われている和紙の種類や産地等がわかるわけもなく、半泥子さんの半端ないこだわりのほとんどを理解できないのはちょっと悔しかった。はっ!もしかしてもっと勉強せいと言うことで呼ばれたのか!この一年いろいろサボっていたし何とかしなくちゃですね。が、がんばります。
お誘いいただいたUbiさん(ナイスタイミングでした!)、
右も左もわからない無知な私たちを快く迎えてくださり、興味深いお話を沢山してくださった二代目半泥子さま、本当にありがとうございました!益々精進いたします。
久々の更新、最後はもうひとつの和紙専門店「はいばら」。
5月20日より日本橋にリニューアル店舗オープン。わし太夫作の大きなタペストリーが飾られています。紙の向こうにうっすらと「はいばら」の文字が見えます。
店内での写真撮影禁止なので、はいばらさんのFBより拝借。
銀座の伊東屋さんも最近大幅リニューアルしましたし、紙にまつわるいろいろなものが、今までとは様相を変えた形でその世界を広げていっているような気がします。長く続いた不況を何とか乗り越えてきた越前和紙、これからも続いていくための仕事に、微力ながら関われればいいなと思います。
とりあえずいろいろと勉強ですね!
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