越前和紙について永島敏行さん語る!【書き起こし】2012/05/24 21:57


HESOMORIポスター

今日の「ごきげんよう」に出演していた永島敏行さん、越前和紙について熱く語ってらっしゃいました。全国放送のテレビ番組で、こんなに越前和紙が褒められたのは初めて?のような気がする。とっても嬉しかったので書き起こししました♪

(サイコロで「皆さんにお願いしたいこと」を出した永島さん)
僕、全然知らなかったんですけど、
皆さんも知らないと思うんですけど…皆に知ってほしいな、と心からお願いしたいとこですけれども、
福井県の越前で、和紙を漉いているんですよね。
1500年前から和紙を漉いているんですって。
(会場どよめく)
1500年前から和紙を漉いていて、
大正時代や何かには、お札になってるそうなんですよ。
僕も全然知らなかったんですけど。

小堺氏:和紙で作ったお札があった?

(頷きつつ)それを越前市の今立というところなんですけど
透かしとか、そういうのも漉けるんですよね。

小堺氏:すごい技術ですね!

いろんな和紙を作る方がいらっしゃって。
ピカソの絵の、画材になった…越前の和紙を使ってたりするんですね
横山大観さんや平山郁夫さんのために和紙を漉く、
8人くらいで大きな和紙を漉くわけです。
そういう話を聞いていたら、
昔、レンブラント、400年前のレンブラントも、和紙を使っていたんじゃないか?て

小堺氏:あの「夜警」なんかの絵の?

(頷く)それはどういうことかっていうと、日本の壺、古伊万里とか、長崎から東インド会社がオランダに送るとき、今プチプチっていう、(緩衝材)ありますよね、あの代わりに和紙を入れてたみたいですね。

小堺氏:はーーー(会場どよめく)

で、オランダに着いたら、壺も素晴らしいんだけど、向こうの人が驚いたの、紙なんですって

小堺氏:強いから!で、キレイだし!

そう。向こうはパピルス、これ本当に切れやすい、書けない、版画や何かにも写らない紙だった。だからこれはどこの紙だ?ていうことになった。

小堺氏:ほーー(会場どよめく)

それで向こうの美術界で、版画や絵に日本のその紙が使われた。
本当に400年前、世界中でほとんど知られてない。
日本の越前和紙があったからこそ、ヨーロッパで絵画が発達した。

小堺氏:売り込んだわけじゃないんですよね?

売り込んだわけじゃないです。

小堺氏:割れないように詰めておいた紙を「これは何だ?」と。
以前ドキュメント番組でやってましたけど、日本の和紙って、ヨーロッパからすごいんですよね、注文が。

すごいんです!

小堺氏:美術界とかが素晴らしいって言うし。

和紙って、KARAOKEみたく、WASHIで英語になってるんです。

小堺氏:すごい国だね!

すごい国だと思います。今だと、ランプシェードとかもあったり。

小堺氏:いろんなものに使えますもんね。

ええ。
(紙漉き職人には)女性がけっこう多くて。
もし興味があったら、越前に行って紙を漉いてみて。
一生出来るみたいですから。

小堺氏:一生、技術を持てば、年齢いっても逆にどんどん腕が上がっていって。

そう、腕が上がっていって、人間国宝とかになっちゃったり。

小堺氏:(紙漉き職人)若い人も増えてるんですって!

<終>

こんな素敵な永島さんが主演の映画「HESOMORI」
いよいよ5/26(土)から東京・名古屋・大阪で上映です!
是非とも観に行かなくては!