夏休みようやく終了2012/09/04 14:56

小学校と中高で、ズレて始まりズレて終わった今年の夏休み、
なんだかすべてがギリギリになってしまい、小中高生全員が宿題課題綱渡り状態。
特にうちで唯一の小学生となった次女の自由研究、ぎりぎり新学期一週間前の日曜からようやく開始。それも午後から遊ぶ約束を入れたというので(←危機感ゼロ)午前中慌てて電車に飛び乗りここに行ってきた。

東京・王子にある「紙の博物館」。

あることは前から知っていたのだが、実は一度も行ったことがなかった。王子駅北口から出て陸橋を渡り、飛鳥山公園の坂を登って児童遊園を抜けたところにある。徒歩五分もかからない。なんだこんなに近いならもっと前に行っておくんだった。元々は王子製紙の跡地で唯一焼け残った発電所の建物を使ってたらしいのだが、首都高工事のため14年前にこちらに移転したらしい。
まだ新しい、キレイな建物だった。
それほど規模は大きくなかったけど、紙のいろいろが過不足無くコンパクトにまとまってて思った以上に良かった。駆け足だったのが残念。おじさんの説明、もっと聞きたかったけど、時間無かった(泣)ごめんなさい。また今度、ゆっくり来ます。

というわけでメモもした(主に私が)。資料もゲットした(ホムペには載ってないが、これがまたお安くて中身濃くてスグレモノよ奥さん)。紙すきくんとかパピルス製作キットとか、めちゃくちゃ惹かれたが、うーんでもこういうの使っちゃうとあんまり意味ないしな!自力でやってもらお!などと子供には全然入っていない気合をなぜか親ばかりが入れてしまい、

…ちょっと後悔したのであった。だって結局やるの9割は私じゃん・・・。

さて実技はどうしたかというと、ネットで調べた「やさいでかみをつくってみよう!」をやってみた。
なんせ材料がご家庭に普通にあるものオンリー、かつ作り方もシンプルってとこが最高(時間ないし)。紙って要するに植物繊維とつなぎになるノリみたいなので出来てるから、原理的にはこれでOKなはず。

そこで割り箸と輪ゴムと網戸のアミで自作簀桁(もちろん母作)。サイズが小さければこれで十分。つかアミだけでもできる(要するに割り箸外すのがめんどくさくなった)。
大根のしっぽ、赤ピーマンのへたとか
すりおろすべし(by次女)
水気をしっかり絞って(by次女)
片栗粉を湯で溶かしたものに混ぜくるべし(by次女)。
簀桁を水に浸し、アミにのせて表面をならす。
水気を軽くとり、アミを布の上にのせてひっくり返し、アミを外す。
一晩乾かして出来上がり。海老せんべい激似(笑)
なーんだ、カーンタン♪

と思ったら大間違い。紙屋のムスメにあるまじきことだが(笑)たったこれっぽっちの工程なのに三回失敗した。
この一連の写真は実は一回目、大失敗の巻。片栗粉がダマになってしまい、めんどくさいからいっかー!(←紙屋のムスメに以下同文)とそのままやったら一応固まった。固まったが、乾いたら見事バラバラに(泣)。
二回目は板に貼ってみたが、量が少なすぎて剥がせなくなり、これも失敗。
三回目、片栗粉の量を大幅に増やしてやってみたら、やっとこのような海老せんべいもどきに。ただしこれも時間が経つとともにひび割れが酷くなり、紙としては到底使い物になりませんでした。

母の感想:ネリって大事なのね(いまさらいうな)。

ちなみに次女の感想:
最初は簡単かと思ったけど意外に難しかった。紙を作るというのは、昔からたくさんの人がいろいろ試してできたことなんだなあと思いました

をを、まさに正論!

てことで名実ともに夏休みミッション完了。おあとはよろしかったようで。

しかし来年はもちょっとマシなものを作ろうね(自戒)。