さて本気出した日本のセレブたちに、こちらも本気出した職人集団が挑む
日本が誇る襖絵のひとつ:尾形光琳「紅白梅図屏風」18世紀
時の権力者たちのお眼鏡にかなうべく、平安時代の雅を損なわず、かつ半端ない機能性を兼ね備えるまでに進化した襖
本襖(いわゆる和襖)の場合、のりづけは紙の周囲だけなので、枠を外せば紙の取替も簡単。
あらかじめ何枚も張っておいて、汚れたら上から順にはがしていく、なんてことも(なんかそういうの、台所の汚れ隠し壁紙とかにあったような 笑)
超絶セレブの厳しい目にも耐え、さらに「誰にでも扱える」=庶民の使い勝手にも心を砕いたその結果、襖は全国的に普及。今と違ってテレビもラジオもネットもない時代に、これは本当にすごいヒット商品だったといえるのでは。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<つづく>
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