GW、いろいろ ― 2012/05/07 13:27
皆それぞれに出かけていって、静かになった家の中でひとり復習いたしましょう。
いろいろな出会い・再会があった福時。宣伝が足りず集客はいまひとつだったけど、得たものは大きかった。この品揃え、お花をはじめとするディスプレイ、お客様への心遣い…南青山という場所に決して負けていない。堂々と胸を張れる内容だったと想います。来年はこの地の利を生かし、さらなる飛躍を目指しましょう!
【おまけ:企業広告】
福時の会場近く、小原流会館地下にある「東京十月」。
十月の東京はアート関係のイベントが多いことから、芸術に携わる人々が語らう場になれたらいいな…という願いが込められているそうな。
アルゼンチン料理のお店なのになぜか日本酒。しかも福井のお酒「白岳仙」。
お料理もお酒も絶品でした♪皆さん、十月に限らず是非お立ち寄りを♪
これからお店の内装リニューアル予定とのこと、店主様&奥様、越前和紙も使ってみてね(はーと)。
GW、いろいろ(2) ― 2012/05/08 10:19
もちろん撮影不可なので、最後のポロック作業部屋(フェイク)をテキトーに撮る。芸術家というのは、ひたすら追求、追究の人生。自らの創造の泉に何があるか何が出てくるか、必死で探し掴み取ろうとしている間はいいが、いろいろと見えてくると逆に辛いだろうなと思う。
ともあれポロックさんは芸術家であるとともに職人だ、かなりストイックな。
いつも通りすぎるだけで入ったことのなかった(!)靖国神社に、初めて足を踏み入れた。とてつもなく大きな鳥居を過ぎ、中門までたどり着くと、いきなりの雨。
しばし佇む。
政治的に物議をかもしがちな神社だが、実際に来てみるとその在り方は非常にシンプルだ。美しく掃き清められた境内、整備の行き届いた建物、其処此処にある「◯◯部隊一同」の札がついた木々。何より一歩入るだけでもう違う、清冽な空気。隅から隅まで亡くなった人々への思い、心遣いに満ちている。
個々の事情、思想信条がどうであれ、たくさんの人の犠牲の上に今の日本が在ること、私が今ここにいるのも、誰かのお蔭であること、は動かぬ事実。
そういう思いが自然に湧いてくる、自然に背筋の伸びるこの場所が、悪いものであるはずがない。私のような戦争経験のない一般人ですら、いちど来るとまた来なくてはと思うのに、今の政権で「私人として」でも参拝する閣僚は皆無という。情けないことだ。
リニューアルされ盛り沢山な遊就館をじっくり見すぎて、すっかりお昼を食べ損なった。子供の下校時間も迫り、鍵をもたせていたとはいえ、さすがにあまりは遅くなれない。結局駅近くのマックで済ませてしまったのは痛恨。
今度来るときには是非「靖國そば」いってみたい。
お知らせいろいろ ― 2012/05/11 22:16
初日は午後一時より、人間国宝・岩野市兵衛さんのトークショーもあります。
この日、私は都合がつかず…くうう痛恨。
どなたか行ってレポして下さいませー。
映画HESOMORI、シネ・リーブル池袋(東京)/梅田(大阪)にて上映。
5/26(土)~6/8(金)モーニングショー
HESOMORIの穴は長田家所有の土地に開いたのですよ♪
越前和紙について永島敏行さん語る!【書き起こし】 ― 2012/05/24 21:57
今日の「ごきげんよう」に出演していた永島敏行さん、越前和紙について熱く語ってらっしゃいました。全国放送のテレビ番組で、こんなに越前和紙が褒められたのは初めて?のような気がする。とっても嬉しかったので書き起こししました♪
(サイコロで「皆さんにお願いしたいこと」を出した永島さん)
僕、全然知らなかったんですけど、
皆さんも知らないと思うんですけど…皆に知ってほしいな、と心からお願いしたいとこですけれども、
福井県の越前で、和紙を漉いているんですよね。
1500年前から和紙を漉いているんですって。
(会場どよめく)
1500年前から和紙を漉いていて、
大正時代や何かには、お札になってるそうなんですよ。
僕も全然知らなかったんですけど。
小堺氏:和紙で作ったお札があった?
(頷きつつ)それを越前市の今立というところなんですけど
透かしとか、そういうのも漉けるんですよね。
小堺氏:すごい技術ですね!
いろんな和紙を作る方がいらっしゃって。
ピカソの絵の、画材になった…越前の和紙を使ってたりするんですね。
横山大観さんや平山郁夫さんのために和紙を漉く、
8人くらいで大きな和紙を漉くわけです。
そういう話を聞いていたら、
昔、レンブラント、400年前のレンブラントも、和紙を使っていたんじゃないか?て。
小堺氏:あの「夜警」なんかの絵の?
(頷く)それはどういうことかっていうと、日本の壺、古伊万里とか、長崎から東インド会社がオランダに送るとき、今プチプチっていう、(緩衝材)ありますよね、あの代わりに和紙を入れてたみたいですね。
小堺氏:はーーー(会場どよめく)
で、オランダに着いたら、壺も素晴らしいんだけど、向こうの人が驚いたの、紙なんですって。
小堺氏:強いから!で、キレイだし!
そう。向こうはパピルス、これ本当に切れやすい、書けない、版画や何かにも写らない紙だった。だからこれはどこの紙だ?ていうことになった。
小堺氏:ほーー(会場どよめく)
それで向こうの美術界で、版画や絵に日本のその紙が使われた。
本当に400年前、世界中でほとんど知られてない。
日本の越前和紙があったからこそ、ヨーロッパで絵画が発達した。
小堺氏:売り込んだわけじゃないんですよね?
売り込んだわけじゃないです。
小堺氏:割れないように詰めておいた紙を「これは何だ?」と。
以前ドキュメント番組でやってましたけど、日本の和紙って、ヨーロッパからすごいんですよね、注文が。
すごいんです!
小堺氏:美術界とかが素晴らしいって言うし。
和紙って、KARAOKEみたく、WASHIで英語になってるんです。
小堺氏:すごい国だね!
すごい国だと思います。今だと、ランプシェードとかもあったり。
小堺氏:いろんなものに使えますもんね。
ええ。
(紙漉き職人には)女性がけっこう多くて。
もし興味があったら、越前に行って紙を漉いてみて。
一生出来るみたいですから。
小堺氏:一生、技術を持てば、年齢いっても逆にどんどん腕が上がっていって。
そう、腕が上がっていって、人間国宝とかになっちゃったり。
小堺氏:(紙漉き職人)若い人も増えてるんですって!
<終>
こんな素敵な永島さんが主演の映画「HESOMORI」
いよいよ5/26(土)から東京・名古屋・大阪で上映です!
是非とも観に行かなくては!
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