和紙のトリセツ2017/02/28 16:04

注)和紙のトリセツと表題にはありますが、すべての和紙に当てはまるかどうかはわかりません。あまり長々書くのも何なので内容は必要最小限度に留めていますが、間違いや不備などあれば是非ぜひご指摘くださいませ。ネットの集合知に期待(←)
                                2017/3/1 記
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和紙は呼吸しています。湿気の多いところでは水分を吸収し、乾燥したところでは水分を放出。保温性も高く脱臭効果もあり。和紙は使う人と同じ空気を吸い、年を経て少しずつその色や風合いを変えていきます。一般的に、洋紙より圧倒的に保存性が高いことでも知られています。(現存する日本最古の和紙は701年のもの:正倉院保管の戸籍)

〇火気厳禁
〇長時間直射日光や強いライトを当てない
〇濡れっぱなしにしない(濡れたら水分を吸い取って陰干しのこと)
〇洗剤は使わない

以下、上記と一部重複しますが長田製紙所の主要製品についての”トリセツ” 取扱説明書。

すきあかりについて
長田製紙所二代目が考案した「飛龍」という技法を使い、四代目長田和也が手の動くままに作ったインテリアライトです。
アクリルで保護された電球の周りに一枚紙をぐるっと巻き付け、マグネット留めしています。和紙が作り出す光と影のコントラストは、心癒される特別な空間を生み出します。
電球の基準
口金サイズ E26
(小)25ワット
(特大)40ワット
LEDクリアタイプ推奨(すきあかりから漏れ出る光が最も美しく見えます)
注意点
1.すきあかりは屋内用です。戸外や雨風の吹き込む場所、高温多湿な場所、直射日光や強いライトが長時間当たるような場所には置かないでください。電気系統のトラブルや和紙の変色・退色などを招くおそれがあります。
2.火気厳禁です。
3.電球取り換え時は必ず電源をお切りください。
4.持ち運び時にはコードに注意し、両手で優しくお持ちください。
5.和紙の特性として、気温や湿気により収縮しますので、時とともに色や風合いが変化していきます。自然素材故の味としてお楽しみいただければ幸いです。
お手入れの仕方
電気部品にホコリがたまらないようご注意ください。
和紙シェード部分のホコリは、柔らかい布やハケなどでやさしく払い落としてください。水に濡れたときは乾いた布で押さえるように水気をとり、形を整えて陰干ししてください。洗剤は使わないでください。
そのほか傷や痛み、汚れなど気になりましたらご相談ください。
交換用に和紙のみ購入することも可能です。

※2017/2/28追加
送る場合
和紙部分:和紙より少し大きめのボール紙(柔らかいもの)などを用意し、ボール紙を外側にして和紙とともにアクリルの周りにしっかり(緩すぎず・キツすぎず)巻き付け、ヒモやテープなどで留めます。きちんと留まっていないと運搬中に中で紙が広がって、折れや汚れ・傷の原因になりますのでご注意ください。
電気部分:コードはしっかりまとめ、電球は割れないよう緩衝材で包むか覆うかしてください。
箱はすきあかりの大きさ+緩衝材の分も入れたくらいのサイズで用意してください。
一番は、製造元から送付した際の箱や紐、緩衝材などそのまま保管し、できるだけ同じように荷造りしていただくことです。投げ上げや上に重いものを置くこと・水濡れは厳禁。その他荷造りや送付方法について不明な点などあれば遠慮なくお問合せください。

EICO BAGについて
EICO BAGとは?
「EICO BAG」は、このバッグの考案者である伝統工芸士・長田榮子(おさだえいこ)の「EIKO」と「ECOLOGY」をかけた造語です。1500年の歴史を持つ越前和紙の里(福井県越前市)の豊かな自然と、受け継がれてきた職人技より生まれました。丹念に漉いた和紙を手もみ加工し、にかわ等で固め貼りあわせ、持ち手は一本一本手編みしています。漉き場の片隅で何度も試作を繰り返し、紙の柄やデザインに少しずつ改良を加えながら二十年。今や長田製紙所のロングセラー商品となりました。
和紙のバッグは初めて。どう使う?
とても丈夫で軽いので、どこへでもお気軽にお持ちいただけます。手作りのためひとつとして同じものはなく、A4クリアファイルが入るXLから手のひらに乗るminiまでサイズも種々取り揃えてございます。和紙の優しい風合いはどんな服装、どんなシーンでも不思議に馴染みます。お花を活けたり、ギフトボックスとして使っても素敵。なお、バッグの形が変わるほど大きなものや重いものは、型崩れや破損の原因となりますので避けてください。
和紙は、湿度の高い時には水分を吸収し、低い時には放出します。長く使ううちに表面が滑らかになり、色も少しずつ変わっていく和紙のバッグは、使う人と同じ空気を呼吸しているのです。
突然の雨!大丈夫?
多少の水濡れには耐えるよう丈夫に作っておりますが、なるべく早く乾いたハンドタオルなどで軽く押さえるようにして水気をお取りください。水はねによる少々の汚れならばこれで取れます。また和紙の特性として水分を含むと若干柔らかくなりますので、気になるときは軽く形を整えて陰干ししてください。乾けばまた元の硬さを取り戻します。
旅行先で使いたい!
遠方でのパーティーやお茶会などに、軽くて持ちやすいEICO BAGはぴったり。スーツケースなどにパッキングする際は、タオルや衣服、小さなポーチなどの荷物をバッグが膨らまない程度にきっちりと詰め、持ち手は出したまま風呂敷などに包んでいただくと、型崩れや汚れの心配も少なくスペースの有効活用にもなります。軽いので、国内はもとより外国旅行にもおすすめ。旅先での出会いや会話のきっかけになれば幸いです。